形状記憶メンヘラ

粗悪品につきなんとやら

責任転嫁でヒトは死ぬ

地獄のミサワ 土下座のmasa』をご存知でしょうか。わたしはこのエントリーを書く2秒前までご存知なかったです。

 

そんなわたしが知ってるか知らないかは全くもってどうでもいいんですけど。みなさんたぶん名前は知らなくてもなんとなーく画像は頭に思い浮かぶのではないでしょうか。あの特徴のある、顔のパーツがぎゅっと真ん中に寄った顔のキャラが決め台詞言ってるシリーズです。それの土下座謝罪系です。著作権とか諸々に疎くてここに貼っていいかは分からないので、めんどくさいでしょうがググってください。

 

 

ここからが本題です。この『地獄のミサワ 土下座のmasa』がかっこいい!ついて行きたい上司の姿だ!とTwitterで話題になっているのをご存知でしょうか。

脳内にこの絵が浮かんでない方は本当にこの先読んでても分からないと思うので頼むからググってくださいね。めんどくさい方は最悪注釈のURLを開いてください…著作権*1

 

さて。さすがにみなさん見たorイメージが浮かんだと思うので。

このキャラクターが言っている台詞は大体「お前らはいい、俺が土下座する!!!」みたいな感じで、TwitterでこれがめちゃくちゃRTされてるのは社会人にとって責任をとってくれる・代わりに謝ってくれる上司は稀有であり、それを評価されている訳です。

そしてこの元ツイートのリプライ欄には「後輩思いで素敵!辞めた企業にもこんな上司がいれば、精神を病まなかったろう…」みたいなのがありました。

 

ふむ。

じゃあ責任をこうやってとり続けた結果、潰れるのは誰なんだ?と思いました。

 

わたしも過去に鬱病に近いと診断されたことがあり*2、その辛さは個人差はあれどある程度分かっています。ていうか辛い思いとかに他との比較は必要ないので。だからこそ、この意見は個人攻撃ではないとわかってほしいです。

責任は常に誰かについて回ります。ある時はミスをした人に、ある時はそのミスをした全体に、またある時はミスをしたグループのリーダーに。自分がミスを犯した時に庇ってくれるひとというのは非常に頼もしいです。いざという時に次は自分がこのひとを支えよう!と思う方もたくさんいると思います。でも社会はそんな健全な考えかたを持ったひとばかりではありません。都合のいい時だけ頼ったり、責任を擦りつけるような輩だっていっぱいいます。そうして偽物の悪い評価を背負ってしまったり、心労を抱え込んでしまって辛くなる。でもそういうひとは大抵我慢強かったり正義感が強いから、あともうちょっとだと言い聞かせて頑張ってしまって、その結果鬱病になったり自殺してしまったりするのです。薄っすら経験談と予想の恐らくですが。

誰も殺さないための社会。わたしは社会をあまりよく知らないクソニートなのですが、もし社会人になったら確かにそういう素敵な上司に恵まれたいです。でも抱え込みすぎてそのひとが死んでしまったら何の意味もないです。「いいひとだったのに…あのとき話を聞いてあげれば…」とか絶対に言いたくない。後の祭りだろそれ、死んでしまったら悔やんだって惜しんだってなんの意味もないんですよ。わたしはマジでいつでもめちゃくちゃ死にたいですけど、好きなひとに死なれるのはごめんです。

話がだいぶずれました。だからそうやって後のクソみたいな言い訳をしないために、責任は誰かが取らされるのではなく、分散されればいいなあと思いました。ニートの夢物語ですけど。

 

 

これを書いて、きっとお門違いなことをわたしは言っていて社会人から石を投げられるんだろうなあ…と思いながらミサワの謝罪シリーズを遡っていたら、名言がありました。

 

「甘ったれんな!俺の土下座で許してもらえるのは俺だけだ!」

 

最高かよ。

 

それでは、さよなら。